男に厳しく女に甘い日本社会(メタボ編)

 最近、テレビなどでよくやっているメタボリックシンドロームだが、その選定基準が問題視されている。

 具体的には、基準の一つであるウエストサイズ(腹囲)が、女性で90センチ以上なのに対し、男性は85センチ以上と、諸外国に比べても厳しい。これは、どういうことだろうか?
 明らかに、日本の基準はおかしい。なぜなら、少なくとも女性の腹囲の基準が男性よりゆるい国はないからである。これは、日本社会が男に厳しく女に甘いという確固たる証拠ではないのでしょうか?

 また、男性のウエスト85センチというのは、最も病気になりにくく、なったとしても回復しやすい理想的なウエストサイズだそうです。


 ちなみに、東北大などはこの選定基準は正しくないとして修正案を示したが、日本肥満学会は基準を変えないとしている。



参考までに、諸外国の選定基準を示しておく。
米国の指針では、男性102センチ超、女性88センチ超を腹囲の基準としている。 約160の国と地域の医師らで作る国際糖尿病連合の基準では、欧州で男性94センチ以上、女性80センチ以上、中国・南アジアは男性90センチ以上、女性80センチ以上。

2007.11.3






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